日経新聞 読書面 2023/04/01

①『「死にたい」とつぶやく』中村弘樹著

ソーシャルメディア上で「死にたい」と発信する人々に関する考察。

 

②『脳の闇』中野信子著 (新書ランキング1位 3/19~25)

〇脳は、自由を奪う → なんとなくわかる気がする。もっと知りたい。

〇誰もが「正義中毒」に陥る → SNSが助長させている気がする。

〇「まともな人生」という親の呪縛 → 子をもつ親として再考したい。

 

③トッド人類史入門 (新書ランキング5位 3/19~25)

最近は人類学に興味があるので読んでみたい。

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『最高の体調』鈴木祐著

『最高の体調』鈴木祐著

絶不調というわけでもないが、年齢的に体調が気になる時があるので

何気なく手にとった本。

読んでみると個人的にはすごくよかった本である。

この本で紹介されているテクニックとアイデアは進化論をベースに

しているそうだ。

テクニックはさておいて、「人類の進化と現代のミスマッチ」と

いう視点が非常に納得いくものでした。

特に「不安」に対しての考え方。

現代人 → ぼんやりした不安

狩猟採集民 → はっきりした不安

思い返してみると、私は20代は不安まみれだった。

就職氷河期で将来が不安にもなったし、結婚もしていなかったので

このままずっと一人なのかなと不安だった。

それはやっぱり「ぼんやりした不安」であって、現代と未来が遠すぎたのだと思う。

本書にあるように、未来に複数の可能性があるせいで将来のイメージがぶれ自己同一性が

生まれにくかった状態だったのだろう。「価値観」(人生の方向性)があれば、現在と

未来にはっきりとした道筋ができる。だから、不安がある人は「自己分析」することは

大切なんだと思った。20代の私に読ませたい本!

 

現在の私は、結婚もしてそれなりに年も重ねてきたので不安はあまりない。

選択肢が若い頃よりは多くはないからだ。その分ストレスも少ないと言える。

できないことはできないし、更年期でしんどいことはどうしようもない。

あれこれごまかしてしのぐしかない。諦めることがストレスを減らしている。

逆にできそうなことは、気楽にやってみることができる。

今、案外いい時期じゃない?

 

この本にあるテクニックの中で実践しやすそうなのは、自然と触れ合う時間を持つことや

ウォーキングをすることと食べ物に気を付けることかな。

まずは観葉植物を置いてみようかなと思案中。

 

『運動脳』を買った。開いてすぐ表紙裏に「狩猟採集民」の文字が!

『最高の体調』に頻繁に出ていた「狩猟採集民」!

現代のキーワードだね。

 

 

 

 

 

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日経新聞 読書面 2023/3/25

 

①『ママにはならないことにしました』チェ・ジウン著

②『少子化するアジア』溝口由己編著

日中韓の少子化が加速しているらしい。

「家族を持って生きるということが日本、中国、韓国で『しんどい』ものに

なている」とのこと。

それは本当に実感するところである。

仕事と育児の両立は難しい。かといって育児のみという選択も育児ノイローゼと

いう言葉があるように、非常に厳しい場合がある。

ワンオペになるなら、仕事してるほうが楽だという気持ちになることがある。

また、仕事、育児に加えて親の介護も考えなければならない。

そうなると、生きることそのものがしんどくなりはしないか。

このままだと未来があやうい。

 

③『まんぷくモンゴル!』鈴木裕子著

著者は保育園の調理師から在モンゴル日本国大使館公邸料理人へ転身。

乾燥した大草原ではほとんど日本の食とは違うであろう。

モンゴルで野菜の本を出版したというのもすごい。

 

今回は読書面のほか広告欄にあった下記の本も気になった。

④『冒険の書 AI時代のアンラーニング』孫泰蔵著

紙の本で読みたいのでさっそく注文した。

⑤『西洋書物史への扉』高宮利行著

書物そのものの歴史ということで非常に興味深い。

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最近の読みたい本

なんかおすすめの本ないかなーと、you tubeで「読書」と

入力して検索すると、DaiGoさんの動画を発見しました。

『2023年に読むと人生変わる本TOP5』

1位 ロングゲーム


ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために [ ドリー・クラーク ]

2位 YOUR TIME

YOUR TIME ユア・タイム 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術 [ 鈴木 祐 ]

3位 サイコロジー・オブ・マネー


サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット [ モーガン・ハウセル ]

4位 Chatter

Chatter(チャッター) 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 [ イーサン・クロス ]

5位 ユーモアは最強の武器である

ユーモアは最強の武器である スタンフォード大学ビジネススクール人気講義 [ ジェニファー・アーカー ]

さすがDaiGoさんは簡潔に内容を話すのが上手ですね。

早速読みたくなりました。

普通に買うと結構高くつくなーと思い、古本で探すか図書館で借りるか。。

図書館で借りるとしても予約待ちで読めるのは数ヶ月先とかなりそうなのもあるので、

まだ少ない予約数のものを予約してみました。

ついでに読みたかった神永学著の『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理』も

予約しました。心霊探偵八雲シリーズは全部読んではいるのですが、なんとなく

怖くて家に置いておけないのでずっと図書館で借りてます。

(ごめんなさい、神永先生)

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『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議3』

文化の違いを知ることにとても興味があります。

コミックエッセイは手取りは早く、さっと読めるので結構好きです。

外国だけでなく日本人の私の知らない日本を知ることができて嬉しい。

 

「白塗りの女王」では、カリスマである津野さんの話が載っていました。

初めて知った方なので、webやTwitterでも調べてみました。

とても個性的でクリエイティブな方でした!

 

幽霊スポットにも行っているようで、外国の方の幽霊の捉え方など違うので

とても興味深い。「日本の幽霊はハイテク&生前と同じでペースが早い

(死んだらすぐ出てきたりする)」らしい。確かに携帯を使っていた

ホラー映画があったな。私は怖くて見てないないけど。

そして「日本は生きていても死んでも忙しい」という言葉に目から鱗。

漫画に出てくる人魂の形はただのスクリーントーンだと思っていたっていうのも

面白い。

 

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『裸一貫!つづ井さん』

オタクで腐女子な女性のコミックエッセイです。

ノリのいい友達がいて、自分の推しに喜怒哀楽してとても

人生を謳歌しているなあと羨ましく思いました。

推しがいるって本当に人生変わると思います。

全部楽しく読みましたが、その中で「何かの世話をしたい、

育てたい」という思いから「自分の尻をお世話する」という

発想になったのが面白かったです(^^)

歳をとると仕方ないのですが、自分はとても嫌なので

私もお尻の世話しようかな(^^)

 

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『時を稼ぐ男』

青汁王子こと三崎優太さん著『時を稼ぐ男』読了。

青汁王子のことは脱税逮捕で知り、その方が書いた本ということで

読んでみました。

私が会社で働いていた時に数年に一回は税務調査が入ることがあり、

担当調査官が変わると課税か非課税か扱いも変わっていたことが

あったので担当者によるなあと思ったことと、節税が脱税と捉えられる

こともあるのかなあと思ったので、「脱税」で追徴課税されている会社に

ついては、真に悪質なのかどうかはわからないと思っています。

もちろん悪質な場合もあるでしょうが。

したがって、著者の脱税逮捕については特に何も思っていません。

内容を読んでみるに、彼は本当に波瀾万丈な人生を歩いているなあと

思いました。まだ若いけれどもすでに内容の濃い小説が書けそうではある。

見た目がホストっぽい(失礼だが)けれども、努力家で勉強家というのは

わかったが、何よりも「成功」に対しての執着は目を見張るものがあります。

それぐらいじゃないと、「成功」するのはなかなかに難しいのかもしれません。

 

 

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卒業ソング

昨日テレビ番組で卒業ソングが流れていましたね。

10代〜40代の認知度調査から卒業ソングを選曲ということでしたが、

ほぼ知っていた曲なので懐かしく聴けた。

こういう懐かしい曲を流しているスペシャル番組は見ていて

一緒に口づさんだりしてしまいますね。

でも車の中で聞いている曲はわりと最近の曲を聴いている。

一方、夫の車に一緒に乗ると、懐かしの曲ばかり流れてきます。

夫曰く、最近の曲はついていけないのだそうだ。

 

私はとりあえず常に自分に合う曲を探している。

動画やアプリでいろんな曲を聴けるからありがたい。

昔は音楽を知るにはテレビやラジオしかなかった。

中学生の時はラジオでピンときた曲があると嬉しかった。

CDが買えない時はラジオから流れてくる曲を録音したりしていた。

そういえば、中学生の頃真夜中のラジオで美空ひばりの

「愛燦燦」を聞いた時の衝撃は今でも覚えている。

中学生といえば世間にもれずアイドルの曲とかよく聞いていた

頃なのだけれども、この愛燦燦を聴いた時は本当に名曲だと

思った。その他洋楽にも触れて音楽をよく聴くようになった。

 

先日息子が不意に、最近音楽に興味を持つようになったと

言ってきた。思春期のこの時期にいろんな音楽に触れてほしいと

心から思う。

息子に合いそうな曲を探して録音し、塾への送迎する車の中で

一緒に聴く時間が今は楽しい。

 

息子の卒業ソングは何になるのかな。

日経新聞 読書面 2023/03/04

今週の気になる本

①『調べる技術』小林昌樹著

今はまずはインターネットで調べるということが多いと思う。

しかし、莫大な情報から確実な情報源にたどりつくことが難しいこともある。

効率的で実践的な調べる技術はこれからは必須になってくると思う。

 

②『数学する身体』森田真生著

タイトルの「数学」という部分でもう難しそうで読めないなと

思ったのだけれど、日本語学者の金田一秀穂氏が紹介していたので

読んでみるととても興味深い内容だった。

「なぜ私たちは便利な12進法ではなく、10進法を使うのか。

人間の指が5本生えているからである。つまり身体の条件によって

決定されている。身体が数学しているのだ」

もう少しこの本を読みたくなった。

 

③「女たちの沈黙」パット・バーカー著

古代の戦争を女性視点で語られた歴史小説。

どんなに高貴であったとしても敗者となれば、死が待っているか

奴隷に落とされるか。

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久々の現代小説

普段はライトノベルやミステリー、ハードボイルドの小説や

エッセイ、実用書などを読んでいて、現代小説は読まなくなっている。

この歳になって現実味のある小説なんて読みたくないというのが

心のどこかにあるのかもしれない。(現実逃避というやつか!)

小説に限らないけれども自分に合う、合わない文体というものが

あるので知らない作家の本を買うのは躊躇するものだ。

そして小説を読むのは結構一気に読んでしまう派なので、

時間のことを考えるとますます手が出しにくい今日この頃。

 

でも最近動画を見るのに少し疲れてきたので、小説を読みたい気に

なってきて、まずはKindle Unlimitedで物色してみた。

そこで森沢明夫氏が目にとまった。現代小説のようだが「エミリの小さな包丁」を

読んでみた。

文体は私にあっていたようで、非常に読みやすくストーリーもボリュームも良かった。

結末も希望をもてる終わり方で読後も良い。(私は希望のない終わり方をする小説は

嫌いだ。なんで読んでまで暗い気持ちにさせられなきゃならないんだと思ってしまうから。)

私の知る作家さんリストが増えてとても嬉しい。

 

中古本で「小説新潮」を買ってきたので、その中からお気に入りの作家さんを

見つけられたらなあと思っている。

 

 

 

 

 

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