ブルシット・ジョブ

ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

いかにも面白そうなタイトルですよね。

他の本にもこの本の記載があったので、読んでみたいと思っていました。

 

今手元にあるんですが、思ったよりサイズが大きく内容もたっぷり・・・。

最後まで読める気がしない・・・。

 

とまどっている中、オーディオブックで「ブルシット・ジョブ」の言葉が

見えたので、すぐ聴いてみた。あれ?内容わかりやすいなと思っていたら、

この本の正式タイトルは『ブルシット・ジョブの謎』で訳者の酒井隆史氏が

書いた本でした。

何気に『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』を最後まで

読めない人もいると語っていたので、少しホッとしました・・・。

 

文字がびっしりで読むのを戸惑う人は、まず『ブルシット・ジョブの謎』から

読むのをお勧めします。

 

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知らなかったイギリス

オーディオブックアプリで『ブロークン・ブリテンに聞け

(ブレイディミカコ著)が目に入ったので早速聴いてみた。

著者の文章により本当に“生のイギリス“が伝わってきて、

私の中のイギリスへの関心が高まった。

政治的背景とかも語られていて、ちょっと分からない単語とかも

出てきたけれども、文章から伝わる迫力はすごいと思う。

 

以前『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』を読んで

実際のイギリスを知り驚愕したことを覚えている。

先進国なのにこんなに格差があるのか、と。

「ゆりかごから墓場まで」で有名な社会保障制度を提唱したのは

イギリスではなかったのか。

財源の問題もあるだろうから、実際は難しかったのか。

移民大国にはやはり格差が広がるのは仕方ないことなのか。

大昔に学校で勉強したイギリスの歴史ぐらいの知識しかなく、

またハリーポッターの国というイメージがあり文化的な要素しか

興味がなかったが、現実のイギリスを知るいい機会になった。

 

この『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』は、

ブレイディみかこ氏が息子さんの日常を描いたノンフィクション

エッセイであり、私の息子が中学生のあいだに読ませたいと思って

棚に置いている。

(読書嫌いなので読んでくれないかもしれないが、夏休みの感想文の課題が

あればこれを薦める)

 

 

 

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昭和の歌でも!

昨日テレビ番組で「昭和の名曲夏うたカラオケランキング」を

やっていましたね。

ちょうど夕ご飯を子どもと食べている時に見ていました。

うちの子は普段動画ばかり見ているのでテレビを見ることは

滅多にありません。世間のことを知るためにせめてもと

ご飯時には何気なくニュース等をかけ、何気に言葉を

交わすようにしています。

昨日の歌番組では昭和の曲ということで、ほとんどは子どもは

知りませんし、興味もあまりないようです。

しかし、動画視聴中でも昔の曲が流れることがあるので、なんとなく

聞いたことがあるという曲もあるようです。

ここぞとばかりその歌の話をし、昔の曲もいいのがあるんだぞアピールを

しました。

私が今の子どもと同じ年頃、いろんな曲に興味があって聴きまくっていました。

アイドルの曲から洋楽、親が演歌が好きだったので演歌等も聴いていました。

真夜中の2時過ぎにラジオから美空ひばりの「愛燦燦」を聴いた時の衝撃は

今でも覚えています。

 

子どもの携帯には流行りの曲がいつでも聴けるように、プレイリストを作って

入れていますが、昔の曲や洋楽なども入れちゃっています。

いろんな曲に触れる機会があるといいなと思っています。

 

 

実家をどうしますか?

私の実家は今住んでいる近くにあり実母が住んでいますが、この家はまだそれほど問題では

ありません。亡くなった父の実家(私の祖母の家)が問題なのです。

遠く離れた場所にあり、今はだれも住んでおらず空き家となっています。

早く処分したいのですが、長屋であるため単独では問題があるし、どうやら市の保存地区に

なっているため処分が困難となっています。しかし、家はどんどん劣化していくので

危険建造物となり心配です。

もうリフォームどころではないし、解体処分するにしてもン百万かかるでしょう。

このままほっておけば危険ですし、相続対象となってしまう子だちに迷惑がかかります。

 

そして今度は義父母の家の問題も浮上してきました。

田舎なので敷地は広く庭が広い。松の木や桜の木、その他大小さまざまな木々があります。

義父母も80歳近くで足腰も弱り、持病もあるのでせん定を頼まれたりするのですが、

きりがありません。そんなにたびたび行けないし、こちらも若くはないので大変です。

認知症の疑いもあるので、うちの近くに越してきてほしいのですが、そうすると今まで

住んでいた家が空き家となりまた問題です。そもそも引っ越してくれるかどうかも

わかりませんが。

なので、まずは地域包括支援センターに相談しないといけないかなあと思ってはいるの

ですが、夫はあまり積極的ではありません。義母が参っているようなのでどうにかして

あげたいのですが、やはり実の息子が方針を決めてもらわないと、私も動けません。

 

実家じまい 終わらせました」松本明子著 祥伝社

この本を読んで、実家の始末は本当に大変だし、この問題に直面している人はたくさん

いるんだなと思いました。

 

ちょっとずつ前に進めていこうと思います。

 

ムラブリ

ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟民族から言語学者が教わったこと

伊藤雄馬著(集英社インターナショナル)

 

先日新聞を読んでいたら、川添愛さんという方が上記の本を紹介していた。

伊藤さんのムラブリ語体験は生き方まで変えてしまったようだ。

生き方が変わるという話はよく聞くが、伊藤さんの場合はまた面白い。

伊藤さんは「身体性」への興味から武術の身体操作へとつながり、中国拳法を

始めた。習い始めてからしばらくの間文字が読めなくなり、再び読めるように

なったときにはなんと文章の背後にある「書き手の状態」を感じ取れるように

なったらしい!そして最近話題のチャットGPTが書いた文章を読んだとき、

「ブツブツと切れている」ように感じたという。

これだけ興味深い話を聞けば、伊藤氏の本もぜひ読んでみたいと思っても

不思議ではあるまい。

 

 

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共感覚

神永学氏の心霊探偵八雲シリーズを読んでいる。

読みたいけれども、「心霊」の話なので家に置いておくのは

なんか怖いので図書館で借りている(ごめんなさい神永先生)。

先日、『青の呪い』を借りた。

今回の話の登場人物に「共感覚」の持ち主が出てくる。

「音に色が見える」物語の中だけの話だと思っていたら、現実世界でも

そういう共感覚を持っている人がいるらしい。

全く知らない世界である。私としては、情報が多くて大変だろうなと

いう感想だ。

でも全く想像できない感覚なので、関連本を読んでみたいと思った。

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日経新聞 読書面 2023/05/06

①『夜の銀座史』小関孝子著

大物政治家が足を運び、大企業のトップたちが接待の場として

使う夜の銀座。銀座の夜に働く女性の歴史を明治中期から

読み解いているという。

とても興味深い。

②『裁判官の爆笑お言葉集』長嶺超輝著

読書面ではなく、広告面に載っていた本。

裁判官も人間であり、ひとこと言わずにはいられなかったことも

多々あるであろう。

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『成熟スイッチ』

林真理子著の『成熟スイッチ』を見かけてから気になっていた本である。

年を重ねてきた私にとって「成熟」という言葉が刺さった。

人間の「成熟」って何だろう。

いろいろなことが始まるこの4月。バタバタしていたが、ようやく

読むことができた。

私がタイトルから思っていた内容とは違っていた。

堅苦しい人生論でもなく、著者のこれまでのことが軽快に語られている

感じである。「スイッチ」とあるがあまり関係ないように思う。

 

先日、図書館に行ったときに「成熟」というタイトルにまたもや目を奪われる。

『人間にとって成熟とは何か』曽根綾子著

さっそく借りてきたが、時間がとれなくて読めないまま返却期限を迎えそうだ。

 

『人間の分際』曽根綾子著

『人間の煩悩』佐藤愛子著

上記も一緒に借りたが、これもまた次回に持ち越しそうである。残念。

 

 

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日経新聞 読書面 2023/04/08

①『愛するよりも愛されたい』(万葉社)

万葉集の恋歌を若者言葉に訳したもの

SNSで話題になったらしい。

私が学生の頃に田辺聖子著の「むかしあけぼの」を読んで

すごく面白くて古文に興味を持った覚えがある。

なので、現代に親しみやすい言葉で表すことは若者にとって古文の

入口としてもとてもいいと思う。

私も現代文訳で読みやすくしたものをまだまだ読んでみたい。

 

②『川と人類の文明史』ローレンス・C・スミス著

古代4大文明はそれぞれ大きな川がある場所で発展した。

授業でさらっと習ったレベルなので、この本ではより深く知ることが

できそう。

 

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パッセジャータ

新聞のコラムで「パッセジャータ」という言葉を知った。

イタリアの文化の一つだそうだ。

訳せば「散歩」であろうが、文化というだけあってその実は

日本のそれとは違うらしい。

街のある「決まった通り」を夕暮れ近づく頃から人々がゆっくり

行き来して散歩する。そして知り合いに会っては喋り、喋っては歩く。

確かに日本人の散歩とはいささか違う。

最近は健康目的のため散歩、というよりウォーキングしている人を多く

見かけるが、友達というレベルでなければ会釈するぐらいだと思う。

私自身も人見知りなので、散歩したいけれども知り合いを見かけるのにも

躊躇して出ていけない。

面倒くさがりで人見知りで友達も多くはないけれども、たまにはコミュニケーションを

とりたいなーと思う今日この頃。

ポジティブなイタリア人が羨ましいと思ったりする。

ランチに行けるような友達が近所にはいなくて、さらにコロナ禍で

遠方の友達とも疎遠気味。

でもコロナも落ち着いてきたので、そろそろこちらからアクションを

起こして会いに行ってみようかな。

半世紀を生きてきて、遠方の友達ともあと何回会えるかわからない。