日経新聞 読書面 2023/9/30

『病が分断するアメリカ』平本由美著

新型コロナウイルスの感染者数・死者数が世界最悪の規模に

のぼった米国。パンデミックに直面した米国ではワクチンの開発

・接種、マスク着用、行動制限などをめぐって世論が二分された。

今振り返って専門家の意見を見てみたい。

 

『ヒトの原点を考える』長谷川眞理子著

今私は人類学に興味があるので、この手の本はぜひ読んでみたい。

今更狩猟採集生活に戻れるわけでもない。ではどう見直していけば

よいのか。

 

『索引 〜の歴史』デニス・ダンカン著

「索引」に歴史があるのか・・・。

考えたこともなかったな。確かに「索引」がないと

不便である。

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ペルソナ

ペルソナ 脳に潜む闇 (講談社現代新書) [ 中野 信子 ]

 

テレビでも拝見している中野さんの本。

最初は自伝とは知らず、ただ「ペルソナ」という言葉に惹かれて

購入した本。

ペルソナとは「他者に対峙するときに現れる自己の外的側面」だそうだ。

最近はペルソナという言葉にやけに惹かれる。

先日読んだ「はみだしの人類学」にもあったが、私たちは

「複数の私」を生きている。

そしてこの本の中でも「脳は一貫していることの方がおかしい」という

ことが書かれてあって、なんだか腑に落ちた。

今まで「自分の中で一貫性があった方がいい」とかいうよくわからない

観念があったし、自分は八方美人でよくないのではないかとか

モヤモヤしていた。けれど、私たちは複数の側面を内包しながら

これらを使い分けているらしいから、ちょっと肩の力が抜けた感じがする。

 

著者と私は歳が近いので校内暴力・苛烈な受験戦争・就職氷河期を私も

経験していて、苦しい時代だったなとあらためて思った。

 

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シルクロード

部屋の模様替えをしていて本棚に見つけた以下の本。

①「シルクロード第六巻 民族の十字路 イリ・カシュガル」

司馬遼太郎 NHK取材班 日本放送出版協会

②「秘境・西南シルクロード」

孔健著 学生社

実家にあった本を持ってきていた。

昔NHKで放送していたシルクロードの番組を見るのが好きだった。

幻想的な音楽も好きで喜多郎さんのCDも買ったような気がする。

当時は私も小学生ぐらいだったと思うが、西遊記とか見ていたので

中国に興味があったのかも知れない。

また中国関係の本も読んでみたいなあと思った。

歴史は奥が深い。

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ハイハイからバイバイまで

ハイハイからバイバイまで 田島のおばあちゃんとぼくのヘンテコな二人暮らし [ 山田善し ]
数年前に本屋でタイトルを見て買ってしまった本。

おばあちゃんが認知症になってそのドタバタ的な話なんだろうと

勝手に想像していた。

息子が小学生の時に学校の課題でフィクションを読まないと

いけないということで何かないか聞かれて、この本を勧めた。

まだ私は読んでいなかったんだけど。

 

今日は部屋のレイアウト変更して本棚をあれこれ見ていて

そろそろ読まなきゃという気になり、ようやく読んだ。

なんと認知症やら介護の話では全くなかった!

そして著者がお笑いコンビのCOWCOWのツッコミの人だとは!

年代が同じで出てくる名詞がよく知ってるもので親しみを感じた。

内容も読みやすく、私もおばあちゃんのことを思い出した。

私のおばあちゃんは離れて住んでいたので、あまり会うことはなく

この本のように頻繁に会うことはなく、エピソードもさほどない。

息子からみたおばあちゃん(私の実母、夫の母)はどうだろう。

家は近いので子どもが小さい頃は頻繁に会っていたが、

どちらもあまり好かれてはないようだ😓

孫の扱いも難しいな。

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古文を読む?

今日の日経新聞のコラムで「徒然草」の言葉を見ました。

学校では必ずでてきたものです。

「古文」となると難しいけれども、

むかし・あけぼの 上 小説 枕草子 (角川文庫) [ 田辺 聖子 ]
を学生の頃読んで、内容は面白いんだなと思った。

光源氏の「源氏物語」は、漫画の大和和紀著「あさきゆめみし」を見たので、

文章では読んでいないがストーリーは理解した。

「古文」の勉強のモチベーションにもつながったように思う。

 

「徒然草」も「方丈記」も学校で触れた部分だけなので、

ぜひ改めて読んでみたいと思った。

昔の人が何を思って生きていたのか。どういう時代だったのか時代背景も

知って読むと面白いだろうと思う。

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人類学って?

最近哲学や思想の歴史といったものに興味があって、それに関する本を

探していたけれど、いろいろ見ているうちに「人類学」についても

知りたいと思うようになった。

そもそも文化の違いに興味があって、それぞれどんな歴史(思想を含む)を

たどって今の形になったのかが知りたいと思っていた。

「文化人類学」は私の知りたい内容を含んでいるのではないだろうか。

でも私にとって「人類学」の分野ははっきりしていなくてぼんやりしている。

そこで読みやすそうなNHK出版 学びのきほん はみだしの人類学 ともに生きる方法 (教養・文化シリーズ) [ 松村 圭一郎 ]をまず読んでみることにした。

 

内容はとてもわかりやすく入門書として最適だと思う。

この本のキーワードは「はみだし」と「つながり」。

「つながり」は存在の輪郭を強化する働きと存在の輪郭が溶けるような働きが

あるという。第1章と第2章で詳しく書かれているのでぜひ読んでいただきたい。

 

私は第3章の『複数の「わたし」』に関する内容が印象に残っていて

いろんな自分がいていいんだと思わせてくれた。

そして第4章では、差異とどう生きていけばいいのかが論じられている。

「多文化共生」「異文化理解」という言葉に大きな問題が含まれていると

いうところに気づかされることがあった。そこからかーって感じで。

 

巻末には人類学をもっと知るためのブックガイドが記載されており、

とてもありがたい。

 

 

 

 

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今日の収穫

今日はとある古本屋でセールがありました。

今日の収穫は以下です。

 

1.『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』夜桜たま著

推しのVtuberが雀魂してました。私もしてみたいと思って。

 

2.『VOYAGE!』「雑貨ハンター」nahomi著

完全に見た目。可愛い雑貨がいっぱい載ってる!

 

3.『遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか』橋本俊詔著

人生は何で決まるのか。←ほんとそれ。運と思っているんだけど。

 

4.『アルケミスト』パウロ・コエーリョ著

なんか有名らしいから。私は「星の王子様」にはあまり

感じるところはなかったけれど、これ読んでも大丈夫?

なんか同じにおいがするけれど。

 

 

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私の書の歴史

書道の動画がおすすめに出てきて見てみた。

随分前に興味があってNHKの臨書の番組を見たことがあったのを

思い出した。

そういえば、いつも書道は気になってはいたな。

 

今までの私の書の歴史を振り返ってみる。

一番最初は小学校1年生ぐらいだと思うが書道教室に

通っていた。覚えてはいないけれども、おそらく自分から

行きたいと言ったのだろうと思う。けれども場所が校区外で

知っている人もいないのでやめてしまった。

それでもずっと、きれいな字には憧れていた。

社会人になって、やっぱり字がきれいな方がいいなと思い

駅にある筆ペン教室に通うことにした。確か同僚と

行っていた気がする。ハガキサイズで実用文章を書いていて

同僚が頭でっかち尻すぼみのような字を書いていたので

子どもみたいで笑ってしまった記憶がある。

しばらくして、先生が出産で交代することになり別の先生が

担当になった。どちらの先生ももちろん上手なんだけれども、

やっぱり二人の違いはあって、私は前の先生の字が好きだった。

私の転勤でその教室での修練は終わりを迎えた。

数年後転勤先から地元に戻ったあと、市民センターでやっている

書道教室にでも通うかと思って申し込んだ。

そしたら!そこの師匠っぽい人がすごくえらそうでびっくり。

しかも、うまくなんてならない的なことも言われて。

その師匠の取り巻きの人たちも必要以上にヘコヘコしていたので

とても態度が大きい人なんだと思った。

そういえば書道を習っている人から、師匠には上納金を払わないと

いけないというようなことを聞いたことがある。その人も態度が

えらそうだし高級車を乗っていたのだとか。

そういうわけで、書道団体にはいいイメージがない。

当然その書道教室も即やめた。

それでも子どもにはできれば字がきれいでいてほしいし、

落ち着ける時間が必要だなと思い、公文の硬筆に私も一緒に

習いに行った。これもコロナがあり諸事情で辞めてしまった。

 

今ではきれいな字であってもパソコンで表示できるような字は

必要ではなく、臨書を学んで楽しんで書きたい思いがある。

 

墨は大変なので、とりあえず筆ペン買って書いてみよう・・・。

 

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ブルシット・ジョブ

ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

いかにも面白そうなタイトルですよね。

他の本にもこの本の記載があったので、読んでみたいと思っていました。

 

今手元にあるんですが、思ったよりサイズが大きく内容もたっぷり・・・。

最後まで読める気がしない・・・。

 

とまどっている中、オーディオブックで「ブルシット・ジョブ」の言葉が

見えたので、すぐ聴いてみた。あれ?内容わかりやすいなと思っていたら、

この本の正式タイトルは『ブルシット・ジョブの謎』で訳者の酒井隆史氏が

書いた本でした。

何気に『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』を最後まで

読めない人もいると語っていたので、少しホッとしました・・・。

 

文字がびっしりで読むのを戸惑う人は、まず『ブルシット・ジョブの謎』から

読むのをお勧めします。

 

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知らなかったイギリス

オーディオブックアプリで『ブロークン・ブリテンに聞け

(ブレイディミカコ著)が目に入ったので早速聴いてみた。

著者の文章により本当に“生のイギリス“が伝わってきて、

私の中のイギリスへの関心が高まった。

政治的背景とかも語られていて、ちょっと分からない単語とかも

出てきたけれども、文章から伝わる迫力はすごいと思う。

 

以前『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』を読んで

実際のイギリスを知り驚愕したことを覚えている。

先進国なのにこんなに格差があるのか、と。

「ゆりかごから墓場まで」で有名な社会保障制度を提唱したのは

イギリスではなかったのか。

財源の問題もあるだろうから、実際は難しかったのか。

移民大国にはやはり格差が広がるのは仕方ないことなのか。

大昔に学校で勉強したイギリスの歴史ぐらいの知識しかなく、

またハリーポッターの国というイメージがあり文化的な要素しか

興味がなかったが、現実のイギリスを知るいい機会になった。

 

この『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』は、

ブレイディみかこ氏が息子さんの日常を描いたノンフィクション

エッセイであり、私の息子が中学生のあいだに読ませたいと思って

棚に置いている。

(読書嫌いなので読んでくれないかもしれないが、夏休みの感想文の課題が

あればこれを薦める)

 

 

 

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