再びシルクロード

『ひとたびはポプラに臥す』宮本輝著

タイトルからは想像できなかった。

どうやらシルクロードにはポプラがあるらしい。

なんだかタイトルに惹かれて読み始めたのだが、

内容は大変過酷な旅の話だったので少しおののいた。

 

著者が訳経僧 鳩摩羅什の足跡を追った旅の話である。

中国西安からパキスタンのイスラマバードまで、

6700キロの剣難な道を40日間かけて車で踏破するのである。

1995年の話で、現在よりは交通の便はよくはないにしろ鉄道や

飛行機も少なからず使えたはずである。しかしあえて車で

旅することによって、人々の生活や文化がより伝わってきた。

~埃と悪臭と悪意とワイロと無表情が横溢し、人心の荒廃に

虚しさと苛立ちがつのっていく~

常に侵略の脅威に晒され、抗争が頻繁にあった中国では

そうならざるを得なかったのかなどと考えさせられる。

あとは、食べ物。著者を含め同行者たちは常にお腹の調子が

悪く、トイレも悲惨だったようだ・・・。

(ずいぶん前の話だけれども)お疲れさまでした・・・。

 

 

 

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自画像はいつから

日経新聞「画家の自画像」(2024/3/4)より

『「自画像」という人物画は、古代にはなかった。』

 

肖像画は古くからあったようだが、確かに自画像が公然と描かれる

ようになったのは比較的新しいようだ。

古代ギリシャの言い伝えで、自分に似た像を女神像の盾に刻み不敬罪に問われた

という例からも、当時の宗教や思想等により描かれなかったのだろう。

歴史的観点から見ると非常に興味深い。

下記を読んでみるのもいいかも知れない。

『自画像の美術史』三浦篤著

 

 

 

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神様の御用人

Audibleにて『神様の御用人』を1巻、2巻聞いて

只今3巻目に突入。

あいかわらず会話部分は違和感があるけれども、

‘ながら‘聞きをするのにはとてもいい。

ただ登場する神様の名前がむずい。

昔から古事記には興味はあるが神様の名前が覚えられないでいた。

あらためて『古事記』に関する本を読みたいなとは思うが、

読んだところで覚えられないだろうなぁ・・・。

出てくる神様について少しでも知識があればもっと

楽しめると思うけれどもしばらくはさらっと

聞き流しておくことにする。

 

あと意外なことにアニメ化されていない。

しかしメディアワークス文庫のHPでPVが聞けるので

ぜひ聞いてほしい。こちらはとてもいい!

「岡本信彦×櫻井孝宏」さんバージョン!

 

 

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会社を辞めたら


魂の退社 会社を辞めるということ。 [ 稲垣えみ子 ]

「アフロ頭」がとても印象的で、「女性」「退社」というキーワードに

惹かれ手にとった本。

独身で年取ってから退職という選択はとても勇気のいることだったと思う。

でも彼女はとても前向きでこちらもなんだか前向きな気持ちになりました。

彼女の節約にはとてもじゃないがついていけないけれども。

アフロ頭もいいなぁ。私もベリーショートにしてかっこいい色に染めてみたい。

今は仕事で派手な髪色は禁止されているし、子育て中ということや夫の手前、

実行することは躊躇われる。

彼女の思い切りの良さが読んでいて気持ちいい。

 

 

 

 

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タルトタタンという言葉の魅力

「タルトタタン」を知っていますか?

私は小説で知りました。

どんなタイトルだったのか思い出せないけれど、

ライトノベルでお菓子を作る女の子の話に出ていたように思う。

他のお菓子の名前はさっぱり思い出せないけれど、

なぜかこの「タルトタタン」だけは、実物を見たこともないのに

絶対美味しいだろうと脳に刻み込まれた。

読み終わった後に、ネットで写真を見てみるとすごく甘そうで

想像とは少し違っていた。

けれども、「タルトタタン」の言葉の響きは甘美でいつか食べて

みたいと思わせる。

 

となると、タルト・タタンの夢 (創元推理文庫) [ 近藤史恵 ]が目に入らないわけがない。

サクッと読めてカジュアルフレンチ店に行きたいなぁと思わせられる本だった。

 

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日本の歴史をよみなおす

今日のコラムで「網野善彦」という方の名前を知った。

日本中世史が専門の方のようだ。残念ながら私はこの方の著書を

まだ読んだことがないと思う。

網野史観を知るには『日本の歴史をよみなおす』が平易でおすすめの

ようで読みたいリストに入れておく。

 

もともと歴史は好きで、東京に住んでいた頃は江戸に嵌り、

『お宿かわせみ』シリーズを読み、江戸の古地図が載っている本を

買ってきて現地まで実際に足をのばすことも。

 

ここ何年も日本の歴史からは遠ざかっていて知識もアップデート

できていないので、読めばきっと楽しめるだろう。

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audible再び

再びaudibleを始めた。

前回は寝る前に聞いて秒で寝てしまっていたから

今回はながら聴きを多めに実行してみる。

料理しながら、掃除しながら、お絵描きロジックしながら

塗り絵しながら等。

 

結局下記を読破?することができた。

『憧れの作家は人間じゃありませんでした』(全4冊)澤村御影著

この本については、ナレーターの声が男性の方で

女性の登場人物の声を感情的に込めて発していたのでかなり違和感があった。

これは最後まで違和感が拭えなかったので残念である。

 

小説というのは少なからず感情を表現している描写が多々あるので、

私としては本を選んでしまうと思う。

ちなみに『新宿鮫』を聞いてみると、感情表現の起伏が少ないので

フラットな感じで聞きやすかった。

 

これからも、色々聞いて試してみようと思う。

 

 

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今こそ本を読むべき

コロナで頭痛があるものの薬でなんとか過ごせていた。

仕事も休んでいたため、こういうときにこそ積読本を解消するのだ!

と思ったのだが、なかなか読む気になれない。

なんとなく動画を見ていたら「ほんタメ」というたくみさんとあかりんさんが

出ているyoutubeチャンネルを見て、俄然本を読みたくなった。

主に本の紹介ですが、企画も面白いのですっかりファンになってしまった。

本好きの方にはお勧めします。

 

「ほんタメ」で紹介されていた番組のひとつに

「ベストセラー『フェルマーの最終定理』がなぜ面白いのか解説します」

という動画あり、本当に面白さが伝わってきて早速注文しました!

読むのが楽しみです。

そしてやっと、2冊積読本が解消されたので嬉しい!

 

 

 

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日経新聞 読書面 2023/11/4

①『事務に踊る人々』阿部公彦著

業務効率化のための事務について論じられることはあったけれども、

あらためて「事務」についてフューチャーした本というのは

なかなかお目にかかれないのでぜひ読んでみたい。

②『教養としてのインターネット論』谷脇康彦著

デジタル技術を使いこなせる国でないともはや危ういと思うが、

デジタルにまだついてけない中高年以上の方々がまだいる実態を

踏まえて読んでみたい。

③『インド』近藤正規著

人口で中国を上回って世界一となった。

IT面で有名ではあるが、まだカースト制度の名残りがあるのか

悲惨なニュースもまだまだ見かける。

今の現状はどうなのか知るために読みたい。

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冒険の書


冒険の書 AI時代のアンラーニング [ 孫 泰蔵 ]

タイトルから思ったのものと違い教育書だった。

なぜ学校は今の形になったのか過去を紐解き、

時代に合わなくなってきた教育というものをアップデート

しなければならないというような内容である。

 

過去を振り返ってみると、その時代事情により教育という形は

変わってきた。しかし、その時は良かれと思っていたものが

時代の変化により弊害を生み出してきてしまった。

 

今私の息子が中学生であり、どういう教育がこの子にとって

よいのかとても考えさせられた。しかも息子の通う中学校で

自殺した子がいるという事実を最近知って衝撃だった。

とても身近な問題である。

振り返れば中学校というものは、私にとっても嫌な時代だった。

いじめられたわけではないし、勉強ができなかったわけではない

けれども、家庭の問題やら部活の問題など多感な年頃には苦痛で

高校受験もかなりプレッシャーだった。

 

この本にあるような理想の教育現場になるのはまだ先の話だし、

とりあえず息子にあうような高校に入るために勉強は必要そうである。

いろいろ試行錯誤中。

 

 

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