日経新聞を読んでいて「反出生主義」という言葉に出会った。
簡単に言えば、すべての人間は生まれてこない方がいいし、
すべての人間は産むべきではないという思想だそうだ。
この話を読んで、すぐさま結婚して子どもを産むかどうか
考えた時のことを思い出した。
子どもは好きなので産みたい気持ちはあったが、この世の中
生まれてきて幸せになれるのだろうか、産むのは私のエゴでしか
ないではないかなどいろいろ考えたことがある。
結局子ども一人授かって私自身は良かったと思っているが、
子ども自身はどう思っているだろう。
どうして産んだんだと親を責めるようなことは今のところ
ないけれども、これから受験で大変だろうし、その後も社会に
出て苦労することも多いだろう。決して幸せなことばかりじゃない。
反出生主義の考えに至ることも仕方ないのではないだろうか。