オーディオブックアプリで『ブロークン・ブリテンに聞け』
(ブレイディミカコ著)が目に入ったので早速聴いてみた。
著者の文章により本当に“生のイギリス“が伝わってきて、
私の中のイギリスへの関心が高まった。
政治的背景とかも語られていて、ちょっと分からない単語とかも
出てきたけれども、文章から伝わる迫力はすごいと思う。
以前『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』を読んで
実際のイギリスを知り驚愕したことを覚えている。
先進国なのにこんなに格差があるのか、と。
「ゆりかごから墓場まで」で有名な社会保障制度を提唱したのは
イギリスではなかったのか。
財源の問題もあるだろうから、実際は難しかったのか。
移民大国にはやはり格差が広がるのは仕方ないことなのか。
大昔に学校で勉強したイギリスの歴史ぐらいの知識しかなく、
またハリーポッターの国というイメージがあり文化的な要素しか
興味がなかったが、現実のイギリスを知るいい機会になった。
この『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』は、
ブレイディみかこ氏が息子さんの日常を描いたノンフィクション
エッセイであり、私の息子が中学生のあいだに読ませたいと思って
棚に置いている。
(読書嫌いなので読んでくれないかもしれないが、夏休みの感想文の課題が
あればこれを薦める)