いいですねえ、教授とその助手的立場の学生という設定。
『氷室教授のあやかし講義は月夜にて』(古河樹著)を読みました。
この教授と学生という関係、私はすでに『准教授・高槻彰良の推察』
シリーズ(澤村御影著)を読んでいたので、似た設定だなと思った。
高槻准教授は過去に影のある優しい男の人、氷室教授はSだけどその中に
優しさがあるという設定なので、S系が好きな人は氷室教授の方の本が
いいかもしれません。
どちらも民俗学専門でそれぞれの目的のためにあやかしや異界関係の事象を
調べていく話ですが、高槻教授の本の方がより詳しく描かれていて、
私はこちらの方が好きです。巻末の参考文献を見ると面白そうなタイトルの
本が載っているのでこれを見るのも楽しい。
氷室教授の方の本の巻末には参考文献は残念ながら載っていません。
「ブックカース」について書かれた本はなかったのかな?