反出生主義

日経新聞を読んでいて「反出生主義」という言葉に出会った。

簡単に言えば、すべての人間は生まれてこない方がいいし、

すべての人間は産むべきではないという思想だそうだ。

この話を読んで、すぐさま結婚して子どもを産むかどうか

考えた時のことを思い出した。

子どもは好きなので産みたい気持ちはあったが、この世の中

生まれてきて幸せになれるのだろうか、産むのは私のエゴでしか

ないではないかなどいろいろ考えたことがある。

結局子ども一人授かって私自身は良かったと思っているが、

子ども自身はどう思っているだろう。

どうして産んだんだと親を責めるようなことは今のところ

ないけれども、これから受験で大変だろうし、その後も社会に

出て苦労することも多いだろう。決して幸せなことばかりじゃない。

 

反出生主義の考えに至ることも仕方ないのではないだろうか。

自画像はいつから

日経新聞「画家の自画像」(2024/3/4)より

『「自画像」という人物画は、古代にはなかった。』

 

肖像画は古くからあったようだが、確かに自画像が公然と描かれる

ようになったのは比較的新しいようだ。

古代ギリシャの言い伝えで、自分に似た像を女神像の盾に刻み不敬罪に問われた

という例からも、当時の宗教や思想等により描かれなかったのだろう。

歴史的観点から見ると非常に興味深い。

下記を読んでみるのもいいかも知れない。

『自画像の美術史』三浦篤著

 

 

 

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